こんにちは。
前回に引き続き昆布のお話しです。
今回は、第二弾!
日本有数の産地・北海道には、様々な昆布が生育されています。昆布漁の最盛期は夏。昆布が大きく成長する7月から9月です。太陽の光を浴び、時間と手間を惜しまずに干し上げた昆布には、旨み成分がギュッと詰まっています。昆布は北海道全域で漁獲されますが、地域によって獲れる種類に違いがあり、ダシをとったときの香りや味・色、さらに料理に用いたときの味や食感も特徴は様々。生育環境が変われば、味わいや大きさなども変化し、海水や潮など環境の影響を受けるため、「利尻昆布」といったように、〇〇(地名)+昆布という名前が多いです。
利尻昆布・・・ 〈産地〉利尻・礼文・稚内を中心とした北海道北部の沿岸。
〈特長〉やや堅め。すんだ香りのよいだしがとれる。
〈主な用途〉だし、塩昆布、おぼろ・とろろ昆布等。
細目昆布・・・ 〈産地〉北海道の日本海側沿岸。
〈特長〉幅が細く1年目に採取される。粘りが強い。
〈主な用途〉おぼろ・とろろ昆布、きざみ昆布等。
長昆布 ・・・ 〈産地〉釧路以東の沿岸。
〈特長〉文字通り10〜20mと長い。
〈主な用途〉佃煮・おでん用の昆布、昆布巻等。
日高昆布・・・ 〈産地〉主に日高沿岸。
〈特長〉細く火が通りやすいため、調理しやすい。
〈主な用途〉だし、昆布巻、佃煮、おでん用の昆布等。
真昆布 ・・・ 〈産地〉函館を中心に松前から室蘭までの沿岸。
〈特長〉幅が広く肉厚。結納品などの飾りにも使われる。
〈主な用途〉だし、塩昆布、おぼろ・とろろ昆布、佃煮、バッテラ等。
羅臼昆布・・・ 〈産地〉羅臼沿岸。
〈特長〉茶褐色で幅が広くやわらか。香り高い濃厚なだしがとれる。
〈主な用途〉だし、昆布じめ、おしゃぶり昆布等。
厚葉昆布・・・ 〈産地〉釧路以東の沿岸。
〈特長〉幅が広く肉厚。
〈主な用途〉昆布巻、佃煮、酢昆布等。
がごめ昆布・・ 〈産地〉函館沿岸。 〈特長〉表面に籠の編み目のような紋様がある。粘りが強く、とろろ成分が多い。
〈主な用途〉とろろ昆布、おぼろ昆布、松前漬けなど。
用途や好みにあわせて昆布を選んで、美味しく・カラダによい料理に挑戦してみてください。